【漁師が教える】旨いカキの選び方(5選)

カキの選び方

カキ選び、ここがポイント!!

北九州のカキ漁師「セイゴ会」です。

美味しい牡蠣(カキ)を選ぶには、ざっくり以下の5つのポイントを押さえれば大丈夫です(‘ω’)

カキの選び方→5選
  1. 見た目】むきガキは、大きくて・貝柱が半透明・身の色が薄い黄色。殻ガキは判別が難しい。
  2. 食べ方】生・焼き・蒸しなら、2~3月の真ガキ&5~8月の岩ガキ。調理で楽しむなら、真ガキのコスパが良い11月~3月のむきガキ。
  3. 価格】生食用は、消毒・検査などの経費がかさむ分、高い。加熱用は、それがない分、お得。
  4. 真ガキ・岩ガキ】養殖しているので一般流通は真ガキ。岩ガキは天然が多くレア。
  5. 購入先】カキ選びは難しいので信頼のおける店で買ってください。
はぜ君
はぜ君

カキ選びは難しいですね。。

ぼく、ぜんぜん、わかんないから、スーパーでカキフライを買ってますー。

【カキ選び方】見た目

【むきガキ】であれば、上記の写真のように美味しいカキであるか判断することが出来ます。

  1. 身が大きい
  2. 貝柱が大きく、色が半透明であること(鮮度低下で白くなる)
  3. 身がプリプリしていて、身の色が薄い黄色(鮮度低下で白くなる)
  4. 外側の黒いヒダが大きい(外套膜といい石灰を分泌して貝殻を作る)

【殻ガキ】美味しいカキを見分けるのは難しいです

ただ、一般的に「サイズが大きく(厚み・幅)、殻に黒みがある」ものは美味しいといわれていますが、100%の確証はありません。。

良い販売店(鮮魚店など)で購入するのがベストの方法です。

カキで「食あたり」しない方法

カキで食あたりする多くは「生でカキを食べたとき」です。

①清浄海域(指定海域)で水揚げされたカキを食べる生食用のカキは、国の許可を受けた海域のみで水揚げされます。清浄海域とは海水の細菌が一定数以下の淀みのない海域です。
②販売表示に従ったカキの調理を行う必ず加熱用、生食用の表示に従って調理してください。生食用のカキはUV殺菌(紫外線処理)を行われています。
③カキの保存方法、消費期限を守る鮮魚ですのでお召し上がりまで、しっかりと冷蔵保存をしてください。そしてラベルの消費期限(※主に出荷から4~5日)を厳守してください。
カキの食中毒の原因
  • 【腸炎ビブリオ】夏場に発生。1分加熱(100℃)で殺菌される。
  • 【ノロウィルス】冬場に発生。1分加熱(100℃)で殺菌される。
  • 【貝毒】春、秋に発生。加熱が効かない。検査されたものを食べる。

 

【カキ選び方】食べ方

食べ方で選ぶ

シンプル系(生ガキ、蒸しガキ、焼きガキ)

生ガキ、蒸しガキ、焼きガキにおススメな牡蠣は、身が大きくてプリプリの時期で、2~3月の殻付き真ガキ、5~8月の殻付き岩ガキになります。

真ガキ

【購入時期】2~3月

【購入タイプ】生食用、殻付き

【おすすめ理由】産卵前の一番おいしい時期。本来、旬は11~3月だが、産卵するため身に栄養がぎっしり詰まっておりプリプリの状態。シンプルな調理と味付けだけで、カキの旨みのすごさが分かります。

岩ガキ

【購入時期】5~8月

【購入タイプ】生食用、殻付き

【おすすめ理由】ゆっくりと産卵する岩ガキは「産卵時期=美味しい時期」が当てはまる。シンプルに頂く理由は、1粒の価格が高級なので、素材の味をゆっくり確認できる調理方法をおススメします。

調理系(カキフライ、カキ飯、カキ鍋)

カキフライ、カキ飯、カキ鍋におすすめな牡蠣は、旬である11~3月のむきガキです。

真ガキ

【購入時期】11~3月

【購入タイプ】加熱用、むき身

【おすすめ理由】ご家族、ご友人等でモリモリ食べるには、やはり手軽さ、コスパが大切だと思います。加熱用のむき身ガキであれば、スーパーなどで小袋販売されており、コスト的にお安く購入できます。特に真ガキは日本各地で養殖生産されておりますので、旬の時期11~3月になれば毎年安定して流通します。

【カキ選び方】価格

価格で選ぶ

産地、時期によりバラバラです。ただ、言えることは・・

  • 【殻付き、生食用】岩ガキ・・・結構、高い
  • 【殻付き、生食用】真ガキ・・・高い
  • 【むき身、加熱用】真ガキ・・・お手頃
  • 【むき身、加熱用、冷凍】真ガキ・・・安い

※情報を整理し次第、ここを更新しますので、お待ちください。。

【カキ選び方】真ガキ、岩ガキの比較

比較して選ぶ
真ガキ
岩ガキ
真ガキ岩ガキ
見た目殻が薄い殻が大きく、ゴツゴツしている
生育期間1~3年3~5年
産卵時期夏。一度にすべての養分を使い産卵する。夏。数回に分けて少しずつ養分を使い産卵する
旬の時期冬。11~3月。産卵のため体に養分を徐々にため込む時期。夏。5~8月。産卵の時期だが、少量多回数の産卵のため体の栄養は最高潮。
産地太平洋(養殖物が多い)日本海(天然物が多い)
小ぶりで旨みが凝縮され濃厚ボリューミー、クリーミー
おすすめ料理生、蒸し、焼き、フライ、飯、鍋生、蒸し、焼き
価格高い~お手頃高い
流通多い少ない

【カキ選び方】購入先(小売、ネット)

購入先から選ぶ

カキが買える場所は多種多様ございます。

大きく分類すると小売店、直売店、ネットショップがあります。それぞれ長所・短所がありますの賢く利用して良いカキを選んでください。

小売店

スーパー

スーパーマーケット

長所:安く購入できることが多い

短所:流通経路が長いので「生食用」の販売が少ない

鮮魚店

鮮魚店

長所:鮮度が良く、殻付き「生食用」のカキが買える

短所:専門店のため価格が若干高い

豊前海一粒かき (カキ小屋はちがめ)

漁師組合の直売店

長所:鮮度良く、コスパの良い価格

短所:お店まで距離がある

ネットショップ

美味いもんドットコム

モール系ショップ

長所:複数の商品を比較でき、自分に適した容量、価格を選べる

短所:情報が多すぎて、購入には知識・経験が必要。

ごとう醤油のネットショップ

直営のショップ

長所:自社の商品を販売しているので、安心して買い物ができる

短所:運営しているお店が少ない

【結論】カキ選び、ここがポイント!!

北九州のカキ漁師「セイゴ会」です。美味しい牡蠣(カキ)を選ぶのは、いやり複雑ですね。

やはり、ハズレをひかないためには、少し高くても、知識のある店から買うのが良いですよー。

カキの選び方→5選
  1. 見た目】むきガキは、大きくて・貝柱が半透明・身の色が薄い黄色。殻ガキは判別が難しい。
  2. 食べ方】生・焼き・蒸しなら、2~3月の真ガキ&5~8月の岩ガキ。調理で楽しむなら、真ガキのコスパが良い11月~3月のむきガキ。
  3. 価格】生食用は、消毒・検査などの経費がかさむ分、高い。加熱用は、それがない分、お得。
  4. 真ガキ・岩ガキ】養殖しているので一般流通は真ガキ。岩ガキは天然が多くレア。
  5. 購入先】やっぱり牡蠣(カキ)は信頼のおける店で買ってください。

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