【漁師が教える】カキの保存方法

カキの保存方法

生ガキ

こんにちは、カキ漁師「セイゴ会」です。

ネットショップで買ったカキが届いてから、家族で食べるまで、どこに保存してますか?

ビニールに包んで「えいやぁ!」と冷蔵庫に保存するのも間違いじゃないですが、本質的な保存方法を覚えておくと人生が豊かになりますよ。

はぜ君
はぜ君

なに?冷蔵庫に入れただけじゃダメなの??

発泡スチロールでの保存

カキ通販

殻付きカキ(生食用)を鮮魚店やネットショップで購入した場合、厚く・大きな発泡スチロールで梱包されており、そのまま冷蔵庫へ保存するには大きすぎするし、かといってカキをすべて取り出して冷蔵庫へ入れるのも手間がかかりすぎます。

短期的であれば、以下の注意点を守れば、発砲スチロールでの保存も可能です。

※ただし、温度管理が難しい夏場はお勧めできません!!

発砲スチロール保存
  • 水温管理を厳守】低温での配送をしておりますので、水温の上がらない冷所での保存をしてください。
  • 水の入替は不要】カキの鮮度を保つために塩分濃度を調整しておりますので、水を入れ替えたり、氷を入れないようご注意ください。
  • 消費期限は守る】カキの消費期限は水揚げしてから5日程度とされています。必ず守りましょう。

 

カキを冷蔵庫で保存

カキ

殻付きカキ(生食用)

  • 身殻を下にして湿度を保った状態で、低温冷蔵を心がけ保存するのが良い(チルド冷蔵)。
  • 消費期限を厳守する。

■湿度を保つ具体的な方法

<用意するもの>

・食塩水(濃度3%)
・キッチンペーパー or 新聞紙
・ラップ
・保存容器

<手順>

①生ガキを食塩水に通す
②カキ同士が重ならないように保存容器に並べる(※カキの膨らんだ方が下)
③湿度保持のため、水で湿らせたキッチンペーパーを上からかぶせる
④更にその上からラップをかぶせる(※カキの呼吸できるようにする)

むき身カキ(生食用、加熱用)

  • 温度管理が重要で、保存温度は5℃以下が望ましい。
  • パックのつけ水は鮮度保持のための塩分調整がしてある。
  • 水道水での洗浄リパックは鮮度の低下をまねくので行わない。
  • 消費期限を厳守する

カキを冷凍庫で保存

冷凍庫のカキ

殻付きカキ

  • 殻をタワシで清潔に洗い、タオルで水分をふき取ったのちに、ジップロックに入れて保存するだけです。
  • 保存期間は、他の生鮮食品と同じでせいぜい1ヵ月。※早めに食してください。
  • 解凍は、レンジでもよし。自然解凍でもよし。
  • 【注意点】生食用でも加熱して食べてください!

むき身カキ

  • 購入したパックのまま、どーぞ、早めに冷凍してください。
  • 保存期間は、他の生鮮食品と同じでせいぜい1ヵ月。※早めに食してください。
  • 解凍は、自然解凍を希望します。
  • 【注意点】生食用でも加熱して食べてください!

【注意】食べられないカキの特徴

カキ選び 困った君

保存に気を付けていても、中には傷んだカキが混入している可能性があります。以下の「カキの鮮度比較表」で食べる前に劣化したカキの特徴を確認してください。

新鮮なカキ😀劣化したカキ😰
匂い磯の香り腐った牛乳の匂い
手触り身に弾力がある身に弾力がなくなりブヨブヨ状態
見た目身が薄黄色~乳白色身が白色
カキの鮮度比較表

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